【2024】世界各国の平均生活費、最低賃金ランキング 日本と比較

Tips

この記事では日本と世界各国の生活費、平均年収、最低賃金などをデータ比較、まとめています。日本と比べ各国の支出や収入などがどれくらい高いのか、安いのかを統計データに基づいて正確に把握することができます。

記事のポイント

この記事ではこれから海外旅行や長期滞在、海外デジタルノマド、そしてワーキングホリデーなどをする人向けに、各国の生活費にまつわる情報を紹介しています。

それぞれの国へ滞在するのに必要な生活費や収入、そして日本と比べた際にどれくらいの差があるのかを、いくつかの統計データから解説しています。

まず、世界の最低賃金(最低年収、最低時給)や、世界の平均年収データを紹介します。また、国別の平均生活費、平均家賃や平均食事代、光熱費や水の価格などを比較・まとめているので現地での必要な費用や収入についてイメージができるはずです。

データの通貨がUSドルの場合、1ドル140円で換算しています。

世界の最低賃金ランキング

・2022年・OECD(経済協力開発機構)
・月収目安は1日8時間×20日=160時間で計算
・日本を100%として、他国との差を比較

まずは世界の最低賃金データを説明していきます。ここでは最低賃金(時給)及び月収目安を表記しています。日本の最低賃金を100%として、他国とどれくらい差があるのか確認できます。

上記はOECD加盟国35カ国のみです。以下には世界154カ国の最低賃金データも紹介します。

Real minimum wages
OECD.Stat enables users to search for and extract data from across OECD’s many databases.

世界154カ国の最低賃金

World Population Reviewによる2024年・世界154カ国の最低賃金データです。最低賃金(年収、月収、時給)、そして上記同様に日本の最低賃金を100%として、他国とどれくらい差があるのか確認できます。

Minimum Wage by Country 2024

世界の平均年収・月収ランキング

・2022年・OECD(経済協力開発機構)

続いて、世界の平均年収・月収を紹介します。最低賃金データ同様、OECD(34カ国)に基づく数値です。

【2023】世界の平均年収・月収 日本と比較【統計データ】
日本・海外の平均年収・月収を統計データをもとに解説しています。また平均年収の推移、業種ごとの平均年収についても統計データをまとめています。

世界の生活費

生活費指数、購買力指数

世界97カ国を対象にしたworlddata.infoによる生活費指数、購買力指数データです。(2022年、2023年)

これはアメリカを基準(100)とし、生活費指数、購買力指数を比較するデータです。生活費指数は生活にかかるコストのことで、数値が高いほどコストがかかります。また購買力指数が高ければ人々は収入に対する生活費に基づいてより多くのものを買うことができます。

例えばスイスの生活費指数は131.4なので、アメリカ(100)に比べると31.4%生活コストが高いです。しかし平均所得はアメリカよりも約24%高く、国民はより多くの物品を買うことができることになります。

ここでは簡単に、日本の生活指数である84.9と、調べたい国の生活指数にどれくらい差があるのかチェックしてみましょう。

Cost of living in a global comparison
Ranking of international living costs from 98 countries compared to the US

生活費(毎月かかる費用、食事、水、ガソリン、賃貸などの平均金額)

ここでは世界49カ国の平均生活費を詳しく説明していきます。Numbeoという世界最大の生活費データベースを基に、単身者もしくは4人家族の毎月かかる平均費用を紹介します。日本の単身者の毎月かかる費用を100%とし、各国の生活費が日本と比べてどれくらい高い、安いのかを比較できます。

また、レストランでの食事や水、ビール、タクシー代、ガソリン代、光熱費、賃貸など、その国における平均金額を記載しています。

以下データはあくまで各国の平均データであり、地域によってそれぞれの価格は大きく異なる場合があります。賃貸に関しても実際はもっと安い物件を探すことや、ルームシェア、Airbnbなどを利用し、大幅に節約することも可能です。光熱費やインターネット込みの物件の利用で全体コストを安く済ますこともできます。

例えば日本の単身者の毎月かかる平均費用は128,149円、そして中心部以外のアパートは57,706円で合計185,855円となりますが、地域やライフスタイルによっては10万円前後で生活する人、30万円以上かかる人など様々です。

海外滞在を検討している人は、ここでの平均金額を参考にしつつ、食費を抑える、安い賃貸を探すなど検討してみてください。

Cost of Living

海外在住者、デジタルノマドの収入は?平均収入

・現地での就労であれば現地の最低賃金、平均収入を目安
・フリーランスの場合、200万〜600万円程度が目安
・フルリモートであれば日本と同様

海外現地での就労であれば上記で紹介した各国の最低賃金、平均収入を目安にしてください。ただし、日本の企業で採用され海外勤務する場合、海外駐在員であれば、収入は1.5〜2倍近くになる場合もあります。

海外デジタルノマドとしてフリーランスで働く場合ですが、年収は200万〜600万円程度が目安です。フリーランス協会「フリーランス白書2023」によると、フリーランスとして働く人の平均収入は200〜400万円未満が27.9%と最も多く、次いで400〜600万円未満が20.9%との調査結果が出ています。

もちろん職種によって大きく異なり、システムエンジニア、技術系などは収入が高い傾向にあります。

【2024】副業・フリーランスの平均収入はいくら?【実際の収入公開】年収・月収
この記事では副業・フリーランスの平均収入についてさまざまな統計データ、そして私自身の経験から解説をしています。単に全体の平均年収だけでなく、職種ごとの収入、そして将来性のある仕事が何であるかが重要です。記事を書いている私ですが副業・フリーラ

また、海外在住しながら日本の企業でフルリモートで働くという方法もあります。経験がなくてもリモートの仕事を見つける方法については以下の記事を参考にしてください。

未経験 フルリモート仕事の探し方:海外在住ノマド向け/完全在宅
未経験/海外在住ノマド向けにフルリモート仕事の探し方を解説しています。4つの簡単なステップガイドで完全在宅仕事を見つけましょう。

海外旅行保険の費用は?

・通常の海外旅行保険では月間4〜5万円が目安
・海外ノマド保険では月間7,000円〜が目安

海外滞在する際、旅行保険は必須です。特に月単位、年単位で滞在する場合保険料は高額となりますので節約したいですね。

従来の海外旅行保険会社を利用する場合、月間でおよそ4〜5万円が目安となります。そこで、海外デジタルノマド向けの「海外ノマド保険」をオススメします。海外ノマド保険ではプランによりますが月間7,000円程度から加入することができます。

デジタルノマドをしている人向けの保険のため、保険費用を安価にしながらも、医療保険はもちろんのこと荷物の紛失、旅行の中断、個人賠償責任、プランによってはスポーツアクティビティ中の事故までカバーされます。多くの海外ノマド保険では日本出国後でも加入が可能であり、柔軟性の高い旅行保険です。

以下の記事では海外ノマド保険会社7社を徹底比較しているため、要チェックです。

旅行の計画方法:海外デジタルノマドのプランニング 簡単な8ステップ
海外デジタルノマドをスタートする人向けに、8つの簡単なステップで旅行の計画方法を説明しています。

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