旅行の計画方法:海外デジタルノマドのプランニング 簡単な8ステップ

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海外旅行は混沌とストレスの連続です。海外初心者でも上級者であっても旅行計画は非常に重要です。ストレスを軽減し、無駄な出費を抑えるためにもしっかりとした計画を立てましょう。

海外デジタルノマド民を目指す場合、最初は1週間程度の旅行でノマド生活がどんなものなのか経験してみるのもいいでしょう。また、多くの国では3ヶ月〜半年程度ビザなしで滞在することができるため、その期間を有効に使いデジタルノマドに挑戦してみましょう。本格的な海外滞在の前に、語学留学をしてみてもいいですね。

ノマドビザを取得して本格的にデジタルノマドを実行する場合はさらに事前リサーチ、そしてある程度の予算が必要となってきます。

デジタルノマドを始めるには、
・まずは経験として海外に短期滞在してみる
・本格的に海外長期滞在し、デジタルノマド民になる

あなたがデジタルノマド未経験の場合、ひとまず短期旅行でノマドの感覚を経験してみるのもいいでしょう。現地が気に入った場合、そのままデジタルノマド民として暮らし始めてもいいかもしれません。

ただし現実的には仕事・貯金・ビザについてクリアしなければなりません。本格的なデジタルノマドを開始するにはこれらについてもしっかりと計画する必要があります。

デジタルノマド未経験、海外経験が浅い場合、まずは短期滞在をしてデジタルノマドのきっかけを作りましょう!

この記事では短期旅行、そしてデジタルノマド民として海外滞在するための「旅行の計画方法」を8つのステップで説明していきます。これらの旅行計画を実際に作成するのは少し大変かもしれませんが、事前のしっかりとした計画によって、その後の現地での活動がスムーズになります。

ステップ1:予算の設定

・参考サイト、実例を基に必要な総予算を見積もりしてみる
・渡航費、食費、滞在費、保険、交通費などがかかります

最初のステップでは、海外旅行にどれくらいの予算を使えるか、確保できるか考慮することです。すでに訪問したい国がある場合は、その国の物価や航空券、食費などをチェックしましょう。予算が潤沢な場合ヨーロッパを周遊してみてもいいですし、東南アジアなど物価の安い地域でバックパッカーとして活動してみてもいいでしょう。短期の海外滞在であれば数十万円から始めることが可能です。

過去に海外旅行の予算を立てたことがない場合、Numbeoという世界最大の生活費データベースを使用することをオススメします。希望の目的地を選択することで、家賃、食費、交通費などその国の物価を調べることができます。これにより、1 日の平均支出を見積もることが可能となります。

以下は生活費の平均価格の一例です。あくまで平均なのでもっと安い賃貸を探すことは可能ですし、地域によっても物価は変わってきます。

タイ
安いレストランで食事:414円
水(0.33リットル):50円
タクシー 1km(通常料金):165円
アパート (1 ベッドルーム) 中心部:68,886円
アパート(1ベッドルーム)中心部以外:35,128円
メキシコ
安いレストランで食事:1,467円
水(0.33リットル):150円
タクシー 1km(通常料金):275円
アパート (1 ベッドルーム) 中心部:107,413円
アパート(1ベッドルーム)中心部以外:72,935円
スペイン
安いレストランで食事:1,976円
水(0.33リットル):244円
タクシー 1km(通常料金):198円
アパート (1 ベッドルーム) 中心部:154,349円
アパート(1ベッドルーム)中心部以外:115,334円
Cost of Living

ステップ2:目的地の設定

・デジタルノマドにオススメな国はタイ、フィリピン、グアテマラ、メキシコなど
・Youtubeや旅行ブログで世界中を調査しましょう

大まかな旅行の予算が決まったら、次は目的地の設定です。その国の物価や治安、インターネット速度や気候など、Youtubeや旅行ブログなどで調査してみましょう。

デジタルノマドにオススメな国はタイ、フィリピン、インドネシア、ジョージア、スペイン、イタリア、グアテマラ、メキシコなどが挙げられます。特に東南アジアは物価が安くバックパッカー的な活動ができるため、予算を抑えたい場合はオススメです。スペイン語学習を兼ねる場合、スペイン、メキシコ、グアテマラが目的地となります。特にメキシコはビザなしで最長180日間滞在することが可能となっています。

短期滞在の場合、その旅行をただの「観光」にしないことが重要です。デジタルノマドに適した場所であるかの確認をする、そして実際に現地でデジタルノマドを体験してみることが、次のステップへと繋がっていきます。

あなたがすでにデジタルノマド民としての準備ができている(リモートワーク・貯金がある)場合、いくつかの国を訪問してみるのもいいでしょう。

デジタルノマドにオススメな国
タイ
フィリピン
インドネシア
ジョージア
スペイン
イタリア
グアテマラ
メキシコ

ステップ3:宿泊場所の手配

・1 ~ 2 週間の旅行であればエクスペディアトリップアドバイザーなどで宿泊予約
・滞在期間が長い場合、Airbnbや現地で直接アパートメントを契約しましょう

短期滞在であればエクスペディアやトリップアドバイザーなどの宿泊予約サイトで宿泊場所を手配しましょう。手頃な宿泊施設を比較しながら探すことができます。数日ごとに異なる地域に滞在してみてもいいですね。

滞在期間が長い場合、本格的なデジタルノマドとして生活するのであれば現地で直接アパートメントを契約することで費用を節約できます。ただし現地で賃貸を契約するのは難易度が高いです。現地へ訪問してからでないと契約できないことが多いです。

そういった場合、Airbnbがオススメです。Airbnbは世界中で利用されている民泊サービスです。エクスペディアなどと同じようにサイト上で宿泊先の検索、予約ができるのですが、ホテルよりも費用を安くできる場合があります。

現地で直接アパートメントを契約するのは難易度が高いですが、Airbnbであれば旅行開始前にオンラインでアパートメントやコンドミニアムを予約することが可能です。

ステップ4:航空券と交通手段の予約

スカイスキャナーなどのチケット予約サイトで最安の航空券を検索
・航空券は利用するシーズンや日付、時間帯によって費用を大幅に節約できることがあります
・チケットは日程変更、キャンセル可能なのか確認しましょう

ステップ4は航空券予約と現地の交通手段の手配です。スカイスキャナーなどのチケット予約サイトで最安の航空券を検索しましょう。安価な航空券は乗り継ぎ回数が多かったり、到着が夜中だったりするのですが予算を抑えるためにはこういった航空券も要検討です。

航空券は早めの予約で費用を節約できます。またキャンセル可能なのか、日程変更が可能なのかは要チェックです。予算を抑えたい場合であっても、多少の手数料がかかっても日程変更できる航空券をオススメします。

現地の交通手段としては電車、バス、タクシー、ウーバーなどが選択肢となります。これらは必ずしも事前予約が必要とは限りませんが、早めの予約で料金が安くなることもあるので確認しましょう。ヨーロッパに旅行する場合は、ユーレイルパスのように乗り降り自由なチケットもあるので、有効活用しましょう。

ステップ5:旅行保険の手配

・旅先での予期せぬトラブルに備えて、旅行保険の加入は必須
・海外ノマド保険は従来の海外旅行保険と比べ非常にリーズナブル
・旅行開始後でも加入できる保険があります
・クレジットカード付帯の旅行保険も有効です。ただし補償内容が不十分な場合あり

旅先での予期せぬ事故に備えて、旅行保険の加入は必須です。緊急医療だけではなく、荷物の紛失、旅行の中断など、海外旅行では様々なトラブルが発生する可能性があります。

短期の旅行であればクレジットカード付帯の保険が利用できますが、補償額が少ない場合、補償内容が不十分な場合があります。また、従来の海外旅行保険は高額であり、出発後に加入できない・変更できない場合が多く使い勝手が悪いことも。

そこで「海外ノマド保険」をオススメします。「海外ノマド保険」はデジタルノマド向けに特化した旅行保険で、医療保険はもちろんのこと荷物の紛失、旅行の中断、個人賠償責任、プランによってはスポーツアクティビティ中の事故までカバーされます。多くの海外ノマド保険では日本出国後でも加入が可能であり、保険料は4週間あたり45.08ドル(約6,800円〜)とかなり安価で提供されているのがポイントです。

短期旅行、長期滞在どちらにも対応しており、契約にあたって書類は不要、オンラインで加入が可能となっています。

以下の記事では海外ノマド保険会社7社を徹底比較しているため、要チェックです。

【2023】海外ノマド保険 7社を徹底比較!【保険料】海外旅行保険
海外ノマド保険会社(海外旅行保険)7社を徹底比較しています。ベストな海外ノマド保険会社はどこなのか、保険料・補償内容などを比較。 実際の海外ノマド実践経験をもとに解説しています。

ステップ6:パスポートとビザの要件を確認する

・渡航先によってはビザが必要です。パスポートの有効期限が少なくとも6ヶ月間残っていることが必要です
・デジタルノマド民を誘致することを目的とした新しいビザを導入している国もあります
・ビザなしで滞在可能の国を紹介します

渡航先によってはビザが必要となるので事前に要チェックです。また、パスポートの有効期限が3〜6ヶ月以上残っていないと入国できない場合があるので各国の要件を確認しましょう。残存有効期間が1年未満となった段階でパスポートの切替発給申請ができるので、切り替えをしておきましょう。

最近ではデジタルノマド民を誘致することを目的とした新しいビザを導入している国もあります。本格的に海外ノマドをスタートする場合は、こういった制度を利用しましょう。

まずは経験として海外に短期滞在してみる場合、ビザなしで滞在可能な国をオススメします。

ビザなしで滞在できる国の滞在可能日数一覧は以下の通りです。ただしヨーロッパ(シェンゲン領域)の滞在可能期間は180日間の期間に最大90日間までとなるので注意です。例えばスペインに90日間滞在してそのままイタリアへ移動し、また90日間滞在するといったことはできません。

タイ:30日間
フィリピン:30日間
インドネシア:30日間
ジョージア:1年間
スペイン:90日間
イタリア:90日間
グアテマラ:90日間
メキシコ:180日間

ここで2点注意があります。一つ目ですが、上記日数はビザなしで滞在できる「最長」の日数であり、必ずしもその最長日数の滞在許可が降りるわけではないことです。入国審査において、滞在中の予定や滞在先住所が明白でない場合など、何らかの理由によって最長日数よりも少ない滞在日数を許可される場合があります。そのため、滞在理由や滞在場所が分かるような書類をしっかりと用意した方がいいということです。

二つ目はビザランについてです。特に東南アジアではビザランをしている旅行者、バックパッカーが多くいましたが、最近では規制によりビザランを繰り返すことで入国拒否されるケースが増えてきています。海外訪問の際は、各国の要件をチェックしましょう。

ステップ7:バックパックの準備

・荷物の預け入れは高価で時間がかかり、持ち物を紛失する危険があります
・できればトラベルバッグ一つでバックパッカースタイルがオススメ
・現地で荷物を調達する方法も有効です

旅行のスタイルにもよりますが、基本的には身軽でバックパッカーのような荷造りが理想的です。荷物の預け入れは追加料金がかかる場合があり、時間もかかります。特に地域間を移動する場合、トラベルバッグ一つだとストレスは大幅に軽減されます。

また、海外現地で荷物を調達する方法も有効です。ただし海外では日本のように100円ショップやユニクロがすぐ見つかる訳ではないので、使い慣れたものは日本から持っていきましょう。

ステップ8:信頼できるインターネットの確保

・デジタルノマドとして働くのであればVPNは必須、個人情報を守りましょう
・カフェや空港などのフリーWiFiには要注意
・海外から日本のコンテンツを見るのにも重宝します

まず、デジタルノマド民にとって信頼性の高いインターネット接続は非常に重要です。滞在場所、宿泊施設で信頼できるネットワークに接続できるのか、事前に確認しましょう。

カフェや空港などで公衆WiFiネットワークを使用する場合、第三者に個人情報などを悪用されることがあります。そういった場合に備え、仮想プライベートネットワーク (VPN) を利用して情報漏洩、ウイルスなどから身を守りましょう。

また、海外から日本のコンテンツにアクセスできないことがあります。例としてはAmazonプライム、Hulu、Abema、Tverなどが挙げられます。VPNを利用し、日本のIPからアクセスすることでこのようなコンテンツを視聴することができるようになります。

NordVPNといったVPNサービスを利用すれば、安全なネットワークを確保し、そして日本のコンテンツを引き続き楽しむことが可能となります。

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8つのステップを終えたら、後は全力で海外生活を楽しむだけです!海外滞在、デジタルノマドは初めてのことだらけで不安もありますが、これはアドベンチャーであり新たな人生の幕開けでもあります。

このサイトではデジタルノマドを目指している、実践している人向けに役立つような情報を発信しています。

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